第222回HSPセミナー「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナー 第Ⅵ回 働く子どもの安全保障-ペルーから働く子ども代表を招いて-

概要: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラムでは、人間の安全保障の議論の中で周縁的な話題になりがちであった子どもに焦点を当て、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)との共同企画「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナーを6回にわたり開催しています。

連続セミナー最終回は、およそ15年ぶりに来日する、働く子どもたちの運動組織「マントック」創始者のクシアノビッチ氏と、初来日の子ども代表アニーとトミーに講演していただきます(日本語通訳あり)。働く子どもたちの視点から、児童労働という問題とどのように向き合うべきかを考えます。

また、ペルー在住の写真家で、働く子どもを支えるNPOクシ・プンクの代表を務めておられる義井豊さんと、東京大学名誉教授の木村秀雄先生をコメンテーターにお呼びしています。

事前申し込みは不要で、どなたでも無料でご参加いただけます。

【ペルーの働く子どもの運動「マントック」概要】

ペルーでは約330万人の子どもが働いており、その3割が12歳未満とされています。子どもたちが法に保護された環境下で働く権利と、働きながら教育を受けられる社会的環境を獲得しようと1976年リマで結成したのがマントック(MANTHOC=働く子どもたちによる運動)です。この運動をさらに広げるために1996年にナソップ(MNNATSOP=ペルーの働く子ども・若者の全国運動)が設立されました。全国で約1万3千人の子どもが参加しています。子どもは支援される対象ではなく、大人とともに社会に参画する主体であるという基本姿勢(プロタゴニスモ=主役主義)を持っています。中南米・アフリカ・アジアの働く子どもの運動と連携して、働く子どもの権利のための活動を積極的に進めています。児童労働を一律に禁止する動きに対しては、仕事を失って飢える子、路上に戻る子、法の保護外に置かれる子どもたちの急増を懸念して反対の立場をとっています。

【講演者紹介】

◆アレハンドロ・クシアノビッチ・ビジャラン博士(Alejandro Cussianovich Villaran)

リマ市出身、80歳。若い頃は各地の小中学で教える。働く子どもたちの運動(マントック)やその指導者養成機関等を設立し、ペルー中の働く子どもたちから尊敬を受けている。大学院で教育心理学を教授。2016年5月3日に国立サンマルコス大学から名誉博士号を授与される。

◆アニー・テェディ・オリベラス・アレスクレナガ(Annie Teddy Olivares Arescurenaga)

リマ市リマック出身、16歳。小さいころから家の手伝いをしており、10歳からは父親が主催している子どもの祭りの司会や踊りを担当する傍ら、母親の腕輪や首輪を作る仕事を手伝っている。

「政治学、法学、文学を勉強して学校の先生になりたい」

◆トミー・ラウラテ・トゥアナマ(Tomy Laulate Tuanama)

イキトス市プチャナ出身、16歳。6歳から仕事を始める。オートバイ駐車時の監視役。14歳頃から父親が営んでいる中央市場のレストランの助手を務める。現在はイキトスのマントック代表。

「弁護士資格を取って共同体の人たちの役に立ちたい」

日時: 2016年7月31日(日)14:00-16:00
場所: 東京大学駒場キャンパス 18号館ホール
講師: ペルーよりゲスト3名(クシアノビッチ氏、トミー、アニー)、義井 豊氏(写真家、ペルー在住)
コメンテーター: 木村 秀雄(東京大学名誉教授)
司会: 関谷 雄一 (東京大学准教授)
言語: スペイン語(日本語通訳あり)、日本語
資料: 当日配布予定。
主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

東京大学グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター

共催: 認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)

永山子ども基金

第221回HSPセミナー「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナー 第Ⅴ回 災害と子ども-国際的な取り組みと東日本大震災

概要: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラムでは、人間の安全保障の議論の中で周縁的な話題になりがちであった子どもに焦点を当て、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)との共同企画「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナーを6回にわたり開催いたします。

 

連続セミナー第Ⅳ回の講師は元UNICEF職員で、HSP博士課程に在学中の小野道子さんです。現在、日本ユニセフ協会で東日本大震災緊急支援本部子どもの保護アドバイザーを務めておられます。

 

パキスタンや東日本でのご経験から、災害子ども支援をめぐる国際的なガイドライン、ユニセフによる災害子ども支援の枠組みと具体例をご紹介いただき、なぜ災害において子ども支援が大切なのか、災害と子どもと人間の安全保障をテーマにお話ししていただきます。
事前申込は不要、どなたでもご参加いただけます。

 

◆小野道子(日本ユニセフ協会 東日本大震災緊急支援本部子どもの保護アドバイザー)

 

英国イースト・アングリア大学(開発学修士)、スイスのフリボーグ大学(子どもの権利修士)。JICA専門家、企画調査員としてバングラデシュ、ウガンダ、パキスタンに赴任。ユニセフ南アジア地域事務所(ネパール)、パキスタン事務所にて子ども保護官として勤務。現在は日本ユニセフ協会子どもの保護アドバイザーとして東日本大震災復興支援事業に携わっている。東洋大学大学院非常勤講師、東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム博士課程在学中。

 

日時: 2016年7月6日(水)18:45-20:30
場所: 東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West K303
講師: 小野道子(日本ユニセフ協会 東日本大震災緊急支援本部子どもの保護アドバイザー)
司会: 関谷 雄一 (東京大学准教授)
言語: 日本語
資料: 当日配布予定。
主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

東京大学グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター

共催: 認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)

第220回HSPセミナー「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナー 第Ⅳ回 伝統的慣習と子どもの安全保障

概要: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラムでは、人間の安全保障の議論の中で周縁的な話題になりがちであった子どもに焦点を当て、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)との共同企画「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナーを6回にわたり開催しています。

連続セミナー第Ⅳ回の講師は、プラン・ジャパン開発教育シニア・オフィサーとして、「Because I am a Girl」キャンペーンの推進に関わっておられる奈良崎文乃さんです。

アフリカや中東、南アジアを中心にみられるFGC(女性性器切除)・早すぎる結婚などの伝統的慣習の現状を、プランの活動事例を交えながら、どのように解決していくことが大切かということをお話ししていただきます。
事前申込は不要で、どなたでもご参加いただけます。

◆奈良崎文乃

公益財団法人プラン・ジャパン コミュニケーション部 国内プログラムチームYouth-ACT 開発教育シニアオフィサー

東京都生まれ。1993年プラン・ジャパンに入局。支援者サポート、広報、プログラム担当などを経て、2012年より現職。日本の中高生・大学生に、世界の女の子の現状・可能性を伝える教材開発、出張授業、ユース参加企画に取り組んでいる。

日時: 2016年6月29日(水)18:45-20:30
場所: 東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West K303
講師: 奈良崎文乃(プラン・ジャパン)
司会: 関谷 雄一 (東京大学准教授)
言語: 日本語
資料: 当日配布予定。
主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

東京大学グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター

共催: 認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)

第219回HSPセミナー「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナー 第Ⅲ回 子どもの安全保障とビジネス

概要: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラムでは、人間の安全保障の議論の中で周縁的な話題になりがちであった子どもに焦点を当て、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)との共同企画「子どもと向き合う人間の安全保障」連続セミナーを6回にわたり開催いたします。

 

連続セミナー第Ⅲ回の講師はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでアドボカシー・マネージャーの堀江由美子さんです。

 

2012年に国連グローバル・コンパクト、ユニセフ、セーブ・ザ・チルドレンが策定した「子どもの権利とビジネス原則」の枠組みと、子どもとビジネスを取り巻く様々な課題に対する取り組み事例についてお話していただきます。
事前申込は不要、どなたでもご参加いただけます。

 

◆堀江由美子(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシーマネージャー)

共同通信社に勤務後、英国イーストアングリア大学大学院で農村開発修士号取得。(特活)国際ボランティアセンター山形でカンボジア駐在員として農村開発事業に従事した後、2002年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン入局。海外事業部、法人連携部を経て、2010年より政策提言を担当。子どもの権利実現の観点から保健や教育などの開発課題、SDGsおよび「子どもの権利とビジネス」などのアドボカシーに関わる。

日時: 2016年6月15日(水)18:45-20:30
場所: 東京大学駒場キャンパス 21 KOMCEE West K303
講師: 堀江由美子 (セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)
司会: 関谷 雄一 (東京大学准教授)
言語: 日本語
資料: 当日配布予定。
主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

東京大学グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター

共催: 認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)

第218回HSPセミナー「難民等を想定した国際的保護と出身国情報(COI)」

概要: 人間の安全保障に関わる重要な問題の一つに、自国政府から迫害等を受け他国へ逃れた難民等を、国際法を通じてどのように法的に保護するか、という問題があります。そして、難民認定手続きの際には、そのような迫害等を受けた証拠を所持しない庇護申請者の主張を、出身国情報(COI:Country of Origin Information)を通じて確認できるかどうか、その場合にはどのような点に注意が必要となるかも、実務上極めて重要になるところです。

本セミナーでは、難民に関する国際法をご専門とし、東京大学寄付講座「難民移民(法学館)」事務局長や日本国・難民審査参与員を歴任されてきた山本哲史先生をお招きし、上記のような問題について、分かりやすくご講演頂きます。

事前申込み等は必要なく、どなたでもご参加頂けます。

日時: 2016年 5月 30日(月) 17:00 - 19:00
場所: 東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
講師: 山本哲史(モンゴル国立大学法学部内・名古屋大学日本法教育センター特任講師)
コメンテーター: 有馬みき(東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構(IAGS)持続的平和研究センター特任研究員)
言語: 日本語
主催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構(IAGS)持続的平和研究センター

後援: 平成28年度科学研究費助成事業基盤研究A「東アジアにおける正義へのアクセスのためのネットワークガバナンスの検証」