第260回HSPセミナー「ジュネーブ諸条約70周年記念シンポジウム:「人道への挑戦」~自律型兵器の発展と人間による制御」(2019年9月7日)
タイトル | ジュネーブ諸条約70周年記念シンポジウム:「人道への挑戦」~自律型兵器の発展と人間による制御 |
概要 | 第二次世界大戦の教訓から、捕虜や民間人の保護を強化し、4つの条約に発展した「ジュネーブ諸条約」。今年はその誕生からちょうど70年です。昨今では、時代の変遷に伴い戦場で用いられる兵器も進化を遂げ、戦闘の方法や手段が大きく様変わりしてきています。人間が介在しないAI/人工知能を用いた「自律型兵器システム」をめぐっては、国際社会が活発な議論を繰り広げ、人道上・倫理上の観点から問題視する科学者も続出しており、日本においても、自立型致死兵器システム(LAWS)に関する有識者との意見交換会を外務省が開催するなど、人間による制御の有無をめぐって、さまざまな見解が示されています。 ジュネーブ諸条約を軸とする「国際人道法」の遵守を保障するために、いかなる働きかけが必要か。そもそも殺人ロボットに、軍事的なターゲットである戦闘員と民間人の区別ができるのか?パネルディスカッションでは、自律型兵器の開発、導入、運用といった異なる段階において人間による制御がどこまで可能なのか、など、技術的な視点も取り入れながら論点を明確化し、国際社会の危機感と人道上の懸念について語ります。 また、シンポジウム後には、東京大学駒場キャンパス内にてレセプションを催します。 |
日時 | 2019年9月7日(土)13:00 – 16:30 |
場所 | 東京大学駒場Iキャンパス(京王井の頭線 駒場東大前駅 東口改札出て左)18号館(地図) |
講師 | ノアム・ルーベル(エセックス大学教授) |
コメンテーター | メアリー・ウェアハム(ヒューマンライツウォッチ(HRW)アドボカシー部長) 冨川 英夫(防衛省防衛研究所 主任研究官) 中村 仁彦(東京大学教授) ヤン・ローマ―(ICRCアジア太平洋地域法務官) |
司会 | 津屋 尚(NHK解説委員) |
言語 | 日本語、英語(同時通訳) |
資料 | 当日会場で配布します。 |
主催 | 東京大学 大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム (HSP) エセックス大学人権センター 赤十字国際委員会 (ICRC) |
後援 | 外務省 在日スイス大使館 日本赤十字社(予定) |
2019.8.17