第249回HSPセミナー「マヌーシュよ、どこへ行くの?:〈ジプシー〉の民族誌、そして、不確実な世界に住まう〈ノマド〉の人類学へ」

概要:  抗いがたい定住化の波に押されつつも、束の間の旅の生活を続けるフランスのジプシー・マヌーシュ。かれらはどこへ行くのだろうか?そのノマディズムは、一つの領土・体系・主義にもとづき想像されてきた共同体を別様のあり方でひらくことに繋がっている。マヌーシュは、不確実性に満ちた世界を生きぬくため、異なるものへの接続の機会をうかがい共同体の境界を可動させ続ける。ただし、それは、西洋定住民社会という環境を生きてきたノマドに特異な身構えであるばかりでない。はるか古来より人類は、別様でもありうる生を求めて移動し、新たな環境で社会や文化を革新させてきた。〈ジプシー〉の民族誌的事例を検討しながら、わたしたち〈ノマド〉をめぐる人類学へと議論を進めていきたい。
日時: 2018年9月29日(土)13:00‐18:00
場所: 東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム1
講師: 左地亮子(東洋大学)
コメンテーター 三浦敦 (埼玉大学)
司会 関谷雄一 (東京大学)
言語: 日本語
資料: 当日配布予定。
主催: 日本文化人類学会 関東地区研究懇談会
共催: グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター