第242回HSPセミナー「西アフリカ・ニジェールにおけるテロと紛争、その予防に対する取り組み」
概要: | 西アフリカのサヘル帯に居住するハウサの人々の社会には、「飢餓はすべての問題の根源である」という諺があります。人口の急増にともない1人あたりの農耕地と放牧地が縮小し、住民自身の実感としても、飢餓に対する危機感が高まっています。また、農耕民と牧畜民のあいだで引き起こされる武力衝突の死亡者数が急増し、トゥアレグ武装勢力やボコハラムによるテロのリスクもなくなりません。サヘル帯におけるテロや紛争を考える際、地域の自然と人、文化を総合的にとらえていく必要があることを示し、最後に、その予防に対する発表者の取り組みを紹介します。 |
日時: | 2018年1月16日(火)15:00-16:30 |
場所: | 東京大学駒場キャンパス18号館 コラボレーションルーム1 |
講師: | 大山修一 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授) |
司会: | 阪本拓人 (東京大学大学院総合文化研究科准教授) |
言語: | 日本語 |
主催: | 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
東京大学グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター |
2018.1.9