第304回HSPセミナー「ミャンマーと『人間の安全保障』の将来」(2023年4月28日)

タイトル ミャンマーと『人間の安全保障』の将来
概要 ミャンマーにおける軍事クーデターによる民主化の逆行と、これに抵抗する市民的不服従運動(CDM)を展開する人々への弾圧が2年以上続いており、状況はさらに悪化しています。このセミナーでは、このような中で「人間の安全保障」を確保するために、私たちは今何をすべきかを考えます。これは、「人間の安全保障」を掲げる東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(HSP)だけでなく、日本政府、国連を中核とする国際社会のあり方を問うものでもあると思います。
現在、ウクライナを含む世界各地での問題の中、国際社会のミャンマーへの関心を保つことは容易ではありません。しかし、ミャンマーはアジアの国である日本にとっては、より身近であり、歴史的な責任を負った根深い問題でもあります。2013年には民主化の象徴的存在のアウン・サン・スーチーさんが東京大学で講演し、民主化への決意と日本の人々への熱いメッセージを語っています(動画)。
本セミナーでは、拙速なグローバリゼーションの結果、世界の分断と混乱が続き、毎年、難民、国内避難民などの数が記録を更新している中、地球規模の課題に挑戦するHSPと各地域の歴史、文化、社会、経済、政治、法規範、言語、地理、国際関係などを研究する地域文化研究専攻の同僚の先生方の協力を得て、「人間の安全保障」の将来を議論します。そして、ミャンマーなどからの難民の方々にも参加いただき、皆さんと一緒に直接彼らの「声なき声」を聞いて、「鳥の目」と「蟻の目」で見て、学び、考え、そして行動する契機としたいと思います
日時 2023年4月28日(金) 17:30 – 19:00
場所 東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム1
講師 佐藤安信(東京大学 大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP) 元教授)
コメンテーター 星埜守之(東京大学 大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP) 教授)
外村大 (東京大学 大学院総合文化研究科 地域文化研究科専攻 教授)
司会 キハラハント愛 (東京大学 大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP) 教授)
言語 日本語
資料 ある場合は当日会場で配布します。
主催 東京大学 大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム (HSP)
共催 東京大学 大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター (RCSP)

東京大学 大学院総合文化研究科
「人間の安全保障」プログラム(HSP)

           

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東京大学 大学院総合文化研究科
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