HSP Seminar no.130 Human Trafficking in the Great Mekong Sub-region: Modern Day Slavery Revealed

近年の奴隷の現状は日々明らかになっており、世界中で数え切れない男性、女性そして子どもが、恐ろしい奴隷のような境遇に苦しんでいます。外国領海の漁船で19時間の労働を強いられる10代の少年、毎晩10人もの見知らぬ男性と性行為を許容される女性、あるいは悪徳下請け業者の電子部品を作る搾取工場に売られた子どもなど、日々これらの現実のドラマが、我々すべての国で起きているのです。

世界的に、奴隷にされた人々は2700万人いると見積もられており、アジアだけでおよそ半分を占めています。人身売買に関する国連の専門家であるMatthew Friedman氏には、アジア全体における人身売買問題について包括的な全体像を提供していただきます。人身売買とは何か、それはどのように行われており、それの取り組むために何が行われているか。彼のプレゼンテーションでは、政府と市民社会が行っていることと、現在までに取組まれている事と従来の難題への仕事がどれほど効果的か、について焦点をあてます。

Matthew Friedman氏は、活動家、プログラムデザイナー、評価者や管理者として20年以上の経験を持ち、人身売買に関わる国際的な専門家。現在、タイのバンコクを本部とする、人身売買に関する国連機関間プロジェクト(United Nations Inter-Agency Project on Human Trafficking (UNIAP))の地域事業マネージャ-を務めています。

UNIAPは、バンコクにある本部と、カンボジア、中国、ラオス人民民主共和国、ミャンマー、タイ、ベトナムの首都にある国別プロジェクト事務局によって構成されます。それは、地域と地域を超えて、政府、市民社会、そして個人グループとの国連システムと繋がる、世界で最大の人身売買に関する機関間調整する機関のひとつです。

  • 日時:2011年12月13日(火) 10:40-12:10
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 5号館3階531教室
    (地図はこちら
  • 講師:Matthew Friedman(人身売買に関する国連機関間プロジェクト(United Nations Inter-Agency Project on Human Trafficking (UNIAP))地域事業マネージャ-)
  • メディエーター:山田 美和(アジア経済研究所)
  • コメンテーター:Marip Seng Bu(カチン民族機構日本事務局長)
  • 言語:英語
  • 資料:UNIAPのWebサイト
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    難民移民ドキュメンテーションセンター(CDR)

HSP Seminar no.129 Experience of Voluntary Activities for the Suffering in East Japan Earthquakes

シリーズで行っているHSPセミナー「震災・原発と人間の安全保障」。六回目は、「ボランティア活動」について、議論したいと思います。

ゲストとして、NPO法人「人間の安全保障フォーラム(HSF)」の事務局長と務めている内尾太一さんをお迎えしたいと思います。

内尾さんは、HSPの博士課程の学生としての勉学の傍ら、今年4月にHSFが設立された直後から、東日本大震災の支援ボランティア活動のために奮闘されてきました。週末ボランティアを行うにあたっては、山本哲史先生と代わるがわる宮城県まで車を運転し、ボランティアに参加する他の学生の人たちを引っ張ってこられました。さらに12月初旬からは、HSFが行う気仙沼市と登米市の仮設住宅に暮らす子供たちの学習補助や進路指導のために、現地に住み込んで支援活動を行われることになっています。

4月からの経験を話して頂くと同時に、今後の震災地域に対するボランティア活動への課題についても、語って頂きたいと思います。

また今回は、HSFの週末ボランティアに参加した学生の中で、有志の方々に、その経験や現地で感じたこと、今後への抱負なども話して頂く予定です。

このHSFの被災地での活動については、駒場友の会から、多大な支援を頂いてもいます。今回は、駒場友の会・事務局長の山本泰先生をはじめ、友の会の方々にもご参会頂き、HSFの活動について、直接聞いて頂く場にもなればと考えています。

  • 日時:2011年12月20日(火) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
    (地図はこちら
  • 司会:東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
  • コメンテーター:
    山本 泰 (東京大学大学院総合文化研究科教授・駒場友の会事務局長)
    丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    山下 晋司 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    佐藤 安信 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSF Internship Festival 2011

  • 日時:2011年12月7日(水) 16:30-19:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 理想の教育棟 (21KOMCEE)
    (地図はこちら
  • 登壇者:
    山本 芳幸 (Chief, Mine Action Cluster / Stabilization and Recovery Cluster, North America Office, UNOPS (国連プロジェクトサービス機関))
    宮澤 尚里 (前UNOPS駐日事務所代表)
    佐藤 安信 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • お申し込み:事前申込制。HSFホームページの専用フォームにて受付けております。
  • 主催:「人間の安全保障」フォーラム (HSF)
  • 共催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    寄附講座「難民移民(法学館)」

※詳しくはこちらをご覧ください。

HSP Seminar no.131 Facing Up To Corruption In High-Risk And Conflict-Affected Regions: Policy Considerations And Practical Strategies For International Companies

  • 日時:2011年12月1日(木) 16:00-17:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
    (地図はこちら
  • 講師:John Bray (コントロールリスク東京事務所分析ディレクター)
  • 司会:Dylan Scudder (東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム)
  • 言語:英語
  • 資料:講師略歴等
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

HSP Seminar no.128 Initial Reaction to East Japan Earthquake: Three Days in Regional Development Bureau of Tohoku

「震災・原発事故と人間の安全保障」シリーズの第5回目です。震災直後の自衛隊による救助活動・物資の移送に先駆けて行われた東北地方整備局職員および地元建設業者の活動について、現場の第一人者である徳山日出男氏(国土交通省・東北整備局長)に語っていただきます。

  • 日時:2011年11月11日(金) 18:10-19:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 学際交流ホール(地図はこちら
  • 講師:徳山 日出男 (国土交通省・東北整備局長)
  • 資料:プログラム
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    国際社会科学専攻相関社会科学研究会
    松原隆一郎ゼミ
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター
  • 後援:東京大学教養学部

HSP Seminar no.127 Helping Small Farmers in Nigeria through Agricultural Cooperatives: Lessons from Japan Agricultural Cooperative Model

第124回HSPセミナー「アフリカは開発を必要としているか?」の続編です。ナイジェリアで農業社会学を研究されているエニオラ・ファブソロ教授(アベオクタ農業大学、現在、東京大学客員研究員)に、日本の農業協同組合の経験から何が学べるのか、それをナイジェリアでどのように生かすことができるのかを語っていただきます。

  • 日時:2011年11月10日(木) 15:00-17:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 理想の教育棟 (21KOMCEE)
    (地図はこちら
  • 講師:エニオラ・ファブソロ (東京大学大学院総合文化研究科客員研究員)
  • 司会:丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 言語:英語
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSP Autumn Symposium 2011 III Post Dependency on Nuclear Power and Human Security

3.11東日本大震災とそれに伴う福島の原発事故は、原発に依存する日本社会の脆弱性を浮き彫りにしました。これから私たちはどのようにして原発に依存しない社会を作って行けばよいのか、積極的な議論を展開し、脱原発依存社会のビジョンを語り合う必要があります。

  • 日時:2011年10月29日(土) 13:30-17:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(地図はこちら
  • 報告者:
    石原 孟 (東京大学教授):洋上風力発電を地域経済の自立と発展につなげるユニークな構想について語っていただきます。
    山田 國廣 (京都精華大学教授):除染活動の現場からの報告をしていただきます。
    菅井 益郎 (國學院大学教授):公害の歴史を踏まえつつ、循環型社会の提案をしていただきます。
  • 司会:古沢 広祐 (國學院大学教授)
  • 参加費:500円、学生は無料
  • 主催:エントロピー学会
  • 共催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター
    東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 持続的平和研究センター

※詳しくはこちらをご覧ください。

HSP Seminar no.126 Japan-Guinea Relations: Past, Present and Future

ギニアの紹介とともに、今後の日本とギニアとの関係についてお話しいただきます。

  • 日時:2011年10月20日(木) 14:30-16:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム2
    (地図はこちら
  • 講師:アリィ・ディアネ (ギニア共和国外務・在外自国民省次官)
  • 司会:遠藤 貢 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 言語:フランス語 (逐語訳がつきます)
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター

HSPシンポジウム2011秋2/パリ和平協定20周年シンポジウム 開発下のカンボジアはいま ~持続的な発展と平和に向けて~

カンボジアは今年10月23日、国際化したカンボジア紛争に終止符を打った「パリ和平協定」の締結から20周年を迎えます。この間、カンボジアの国家と社会、そして人々の生活は大きな変化を遂げました。とくに2000年代以降、同国では政治的安定のもとで経済活動が多面的な展開をみせ、急速な経済成長が続いています。しかしその一方で、貧富の格差の拡大や土地問題の急増など、新たな紛争と社会の分裂を誘発しかねない、経済開発の負の側面が顕在化しています。

こうした開発下にあるカンボジアの現状を、どのように理解すればよいのでしょうか。また、持続的な発展と平和という観点からみた場合、カンボジアはどのような方向へ向かっているのでしょうか。

本シンポジウムでは、中堅・若手のカンボジア研究者とNGO職員が、過去20年間のカンボジアの変化と現状を、コミュニティーを基礎としたミクロ・レベルの視点と、マクロ・レベルの政治・経済の視点から検証し、持続的な発展と平和の実現に向けた諸課題について議論します。

  • 日時:2011年10月15日(土) 14:00-18:00 (開場13:30)
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(地図はこちら
  • 報告者兼パネリスト:
    小林 知 (京都大学東南アジア研究所助教)
    坂野 一生 (神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程、カンボジア市民フォーラム世話人)
    佐藤 奈穂 (京都大学東南アジア研究所研究員)
    ンガウ・ペンホイ (名古屋大学大学院国際開発研究科助教)
    山田 裕史 (東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構持続的平和研究センター研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長)
  • パネリスト:
    本木 恵介 ((特活)かものはしプロジェクト共同代表)
    山崎 勝 ((特活)日本国際ボランティアセンターカンボジア事業担当、カンボジア市民フォーラム世話人)
  • アクセス:京王井の頭線「駒場東大前」駅より徒歩5分
  • 定員:150人(予定)
  • 資料代:一般700円、カンボジア市民フォーラム会員/学生500円
  • お申し込み:事前申込制。カンボジア市民フォーラムのホームページの専用フォームにて受付けております。
  • 主催:カンボジア市民フォーラム
  • 共催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 持続的平和研究センター
    東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター
  • 後援:
    科学研究費補助金 (新学術領域研究)
    「国連の平和活動とビジネス:紛争、人の移動とガバナンスを軸として」
    科学研究費補助金 (基盤研究(A))
    「近代世界におけるジェノサイド的現象に関する歴史学的研究」
    東京大学大学院総合文化研究科 寄附講座「難民移民(法学館)」
    東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 アジア研究センター
    (特活)ADP委員会
  • 連絡先:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:貝塚乃梨子)
    Eメール:pefocj@hotmail.co.jp
    TEL:03-3834-2407
    FAX:03-3835-0519

※詳しくはこちらをご覧ください。

HSP Autumn Symposium 2011 Human Seurity: Protecting Individual Lives, Property and Dignity (Part I: Symposium and Concert “Human Security and East Japan Earthquake”)

  • 日時:2011年10月8日(土) 14:30-16:20
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 講堂(900番教室)(地図はこちら
  • 登壇者:
    宇都宮 健児 (弁護士、日本弁護士連合会会長)
    辻元 清美 (衆議院議員、前内閣総理大臣補佐官(災害ボランティア活動担当))
    高須 幸雄 (HSF理事長、東京大学大学院総合文化研究科特任教授、国連事務総長特別顧問、前国連大使)
  • 主催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    「人間の安全保障」フォーラム (HSF)

※詳しくはこちらをご覧ください。

HSF Charity Concert Piano Concert by Mr. Masayuki Hirahara (Part II: Symposium and Concert “Human Security and East Japan Earthquake”)

  • 日時:2011年10月8日(土) 16:30-18:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 講堂(900番教室)(地図はこちら
  • 主催:「人間の安全保障」フォーラム (HSF)
  • 後援:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    科学研究費補助金 (新学術領域研究)
    「国連の平和活動とビジネス:紛争、人の移動とガバナンス」
    東京大学大学院総合文化研究科 寄附講座「難民移民(法学館)」
    ほか

※詳しくはHSFホームページをご覧ください。

Seminar Series on Cambodia 2011 Society and Law in Cambodia: The Issues on Peacebuilding in Post-Conflict State and Its Whereabouts

カンボジアは本年9月24日、現行憲法の公布から18周年を迎えます。この間、同国では経済発展のためのインフラ整備や人材育成、人権保護の取り組み、司法・行政改革や市場経済の導入など、様々な改革が実施されてきました。

これらの諸改革にともない、カンボジアの社会はどのような変化を経験し、今後どのような方向へ向かっていくのでしょうか。長期に及ぶ暴力的な紛争を経験したカンボジア社会は、平和な社会へと移行したのでしょうか。他方、同国に多額の援助を供与してきた国際社会は、平和の確立に向けてどのような支援を行なってきたのでしょうか。

本セミナーでは、これらの問いに答えるべく、カンボジア法と法整備支援を専門とするコン・ティリ氏を講師にお招きし、平和構築の視点から、紛争後のカンボジアにおける法・制度整備やそれに関わる国際支援が抱える課題についてお話しいただきます。

  • 日時:2011年9月23日(金) 14:30-16:30 (開場14:00)
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(地図はこちら
  • 報告者:コン・ティリ (名古屋大学法政国際教育協力研究センター准教授)
  • アクセス:京王井の頭線「駒場東大前」駅より徒歩5分
  • 定員:150人(予定)
  • 資料代:一般700円、カンボジア市民フォーラム会員/学生500円
  • お申し込み:事前申込制。ホームページの専用フォームにて受付けております。
  • 主催: カンボジア市民フォーラム
  • 共催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
  • 連絡先:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田、貝塚)
    Eメール:pefocj@hotmail.co.jp
    TEL:03-3834-2407
    FAX:03-3835-0519

※どなたでもご参加いただけます。

HSP Seminar no.125 National Recinciliation in Guinea-Bissau

ギニアビサウの紹介とともに、紛争の原因を探るとともに、現在ギニアビサウの国会が行っている国民和解のための取り組みについてお話しいただきます。

  • 日時:2011年9月14日(水) 15:00-17:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム2
    (地図はこちら
  • 講師:フロレンティーノ・メンデス・ペレイラ (ギニアビサウ国民議会議員)
  • 司会:遠藤 貢 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 言語:フランス語 (逐語訳がつきます)
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター

HSP Seminar no.124 The What, How and When Questions In Africa’s Development

昨年、セルジュ・ラトゥーシュの『経済成長なき社会発展は可能か?』の日本語訳が出版されて以来、「脱成長」という言葉が広く注目されるようになりました。これに対して、世銀をはじめとする様々な国際機関・組織・団体は、依然として途上国は持続的成長を必要としている、という立場を守っています。人間の経済活動の規模が地球の環境容量を超えてしまった今日、「脱成長」は普遍的に追求されるべき理念だと思われますが、それは先進国のエゴイズムなのでしょうか。このセミナーでは、ナイジェリアで農業社会学を研究されているエニオラ・ファブソロ教授(アベオクタ農業大学、現在、東京大学客員研究員)に、アフリカが本当に開発援助と経済成長を必要としているのかを語っていただきます。そして、アフリカの自立にとって重要なことは、自給農業から出発する経済制度の再構築であるという、ファブソロ教授の持論を展開していただきます。

  • 日時:2011年7月14日(木) 17:30-19:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館1階 メディアラボ2
    (地図はこちら
  • 講師:エニオラ・ファブソロ (東京大学大学院総合文化研究科客員研究員)
  • コメンテーター:
    勝俣 誠 (明治学院大学国際学部教授)
    遠藤 貢 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 司会:丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 言語:英語
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSP Seminar no.123 The Earthquake/Nuclear Accident and Philosophy

シリーズで行っているHSPセミナー「震災・原発事故と人間の安全保障」。

四回目は、「原発震災の思想論」について、議論したいと思います。ゲストは、哲学者で、東京大学大学院総合文化研究科教授の高橋哲哉先生です。 「人間の安全保障基礎論II」も教えておられる高橋哲哉先生は、福島県生まれ。今回の原発事故について、朝日ジャーナル緊急増刊号において「原発という犠牲のシステム」を寄稿されました。また6月17日付き毎日新聞でも、「犠牲の仕組み、転換を」という高橋先生のインタビュー記事が掲載されるなど、社会的注目が集まっています。 原発の問題を、人間の安全保障の観点から、冷静かつ根源的に考える、またとない機会になるはずです。どうぞ奮ってご参加下さい。

  • 日時:2011年7月11日(月) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
    (地図はこちら
  • 講師:髙橋 哲哉 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • コメンテーター:
    佐藤 安信 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
  • 司会・コメンテーター:丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 資料:講師インタビュー記事
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSP Seminar no.122 Expanding Wind Power Energy and Reconstruction of Areas Devastated by East Japan Earthquake

シリーズで行っているHSPセミナー「震災・原発事故と人間の安全保障」。

三回目は「自然エネルギー」、とくに「風力発電」と「被災地の復興」について考えます。

6月25日に示された復興構想会議の提言でも、福島県を自然エネルギーの研究拠点にすべき、という内容が盛り込まれているよう、現在、自然エネルギーに対する期待・関心がかつてないほど高まっています。今回は、風力発電の日本の第一人者である、東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻の石原孟教授をゲストに迎え、世界的に急速に拡大している風力発電の日本における可能性と、震災の被災地の復興について考えていきます。今回は被災地、とくに福島県いわき市の関係者の方々も聴講のためご参加下さる予定です。

  • 日時:2011年7月6日(水) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
    (地図はこちら
  • 講師:石原 孟 (東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授)
  • コメンテーター:丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 司会:東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
  • 資料:講師略歴等講師ホームページ
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSP Seminar no.121 Governance and Rule of Law Post-Disasters

現代社会ではグローバルなガバナンスや法の支配の重要性が説かれている。今般、「世界倫理フォーラム」をオクスフォード大学で立ち上げたSampford教授が来日するにあわせて、現在日本が直面している東日本大震災、津波、原発事故の危機に臨んで、日本およびグローバルな市民の基本的価値観を深く再検証すべきことを提案し、グローバルな価値観、国際的な法の支配、グローバル・ガバナンスと必要とされる制度的な要件について国際的な対話をすることになりました。とりわけこのセミナーでは、災害後のガバナンスと「法の支配」の問題を明らかにし、責任ある支援、持続可能で安全なエネルギー、政府、ビジネス、NGOの恊働の努力を議論します。同教授は、来年以降、アジアにおける世界倫理フォーラムの開催を呼びかけており、この点についても言及と提案があろうかと思います。人間の安全保障を実践するためには、価値観にまで踏み込んだ議論が必要であり、とりわけ今、世界における倫理を取りあげることは誠にタイムリーであろうかと思います。奮ってご参加ください。

  • 日時:2011年7月5日(火) 17:00-19:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
    (地図はこちら
  • 講師:Charles Sampford (President, International Institute for Public Ethics; Director, Institute for Ethics, Governance and Law, Australia)
  • コメンテーター:
    高須 幸雄 (東京大学大学院総合文化研究科特任教授)
    犬塚 直史 (前参議院議員)
  • 司会:佐藤 安信 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 言語:英語
  • 資料:プログラム
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター

Seminar Series on Cambodia 2011 Political and Social Situation in Cambodia under the Development: Rethinking the Role of NGO through NGO Law and Land Conflict

カンボジアは本年10月、国際化したカンボジア紛争に終止符を打った「パリ和平協定」の締結から20周年を迎えます。武力紛争が完全に終結し、政治的安定のもとで本格的な開発の時代を迎えた今日のカンボジアにおいて、民主的社会の実現を掲げたパリ和平協定の理念はどこまで達成されたのでしょうか。

同協定が憲法の原則に定めた市民的自由は、現在カンボジア政府が策定しているNGO法案によって脅かされています。市民活動を規制する同法案に対し、ローカルNGO、国際NGOはもちろん、援助国・機関も懸念の声を挙げています。

また、経済発展が急速に進む同国では、基本的人権の侵害の増加や、貧富の格差の拡大が問題になっており、これが近年、頻発する土地紛争に顕著に表れています。強制移住に遭い、土地を奪われた農民がさらに貧困化する一方、首都では高級車の数が増加の一途をたどり、オシャレで高級なカフェも続々とオープンしています。

本セミナーでは、カンボジアに2年半(2008年10月~2011年4月)滞在したカンボジア市民フォーラム事務局調整員が、現地の人権NGOでの活動や選挙監視活動に従事した経験などをもとに、パリ和平協定締結から20年目を迎えるカンボジアの政治・社会状況を、過去2年半の変化とともに報告します。

  • 日時:2011年7月2日(土) 14:30-17:00 (開場14:00)
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(地図はこちら
  • 報告者:上村 未来 (カンボジア市民フォーラム事務局調整員、上智大学大学院博士前期課程)
  • アクセス:京王井の頭線「駒場東大前」駅より徒歩5分
  • 定員:150人(予定)
  • 資料代:一般700円、カンボジア市民フォーラム会員/学生500円
  • お申し込み:事前申込制。ホームページの専用フォームにて受付けております。
  • 主催: カンボジア市民フォーラム
  • 共催: 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
  • 連絡先:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田、貝塚)
    Eメール:pefocj@hotmail.co.jp
    TEL:03-3834-2407
    FAX:03-3835-0519

※どなたでもご参加いただけます。

HSP Seminar no.120 Talk with Heran Song, Head of Central Highlands Office (Bamyan) in UN Assistance Mission in Afghanistan (UNAMA)

アフガニスタンの平和構築における政治的な支援を行っている「国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)」のバーミヤン所長、へラン・ソンさんが、6月20日から24日まで東京大学に滞在されます。韓国人女性であるへラン・ソン氏は、これまで、旧ユーゴスラビアやクロアチア、東チモールなどで国連政務官として仕事をされ、2006年からは、アフガニスタンのバーミヤン所長として、活躍されています。
私が去年、UNAMAで政務官として勤務していた時の先輩・仲間であるへラン氏が、今回休暇を使って日本に来てくれることになりました。6月21日(火)に、へラン氏をお迎えしてHSPセミナーを開催し、人類の歴史的な遺産であるバーミヤン遺跡があるバーミヤン県やその周辺における、反政府武装勢力との和解や、地域開発、アメリカ軍の撤退に伴う権限移譲(トランジション)等の問題について、話をして頂きます。また学生の方との質疑も活発に行いたいと希望されています。
世界中の国連ミッションで仕事をされてきたへラン氏から学べることは数多くあるかと思います。英語でのセッションになりますが(とてもわかりやすい英語を話してくれる方でもありますので)、どうぞ奮ってご参加下さい。

  • 日時:2011年6月21日(火) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
    (地図はこちら
  • 講師:へラン・ソン (国連アフガニスタン支援ミッション バーミヤン所長)
  • 司会:東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
  • 言語:英語
  • 資料:講師略歴
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSP Seminar no.119 The Earthquake/Nuclear Accident and Human Security 2: Sharing Experieces and Starting the Project

4月14日に行ったHSPセミナー「震災・原発事故にどう関わっていけるか」での議論を受けて、HSPでも新たなプロジェクト(ホームページを使った情報の共有・発信など)を始めることになりました。
今回のセミナーでは、まずそのプロジェクトの内容について説明します。その後、学生の方々から、それぞれの体験や考えを発表してもらいたいと思います。震災後、多くの方が、現場でボランティアとして関わっておられることもあり、そうした体験を共有しつつ、どうHSPのプロジェクトにつなげていけるかも、議論していきたいと思います。最後に時間があれば、東の方から、福島県いわき市で行っている調査について話をしたいと思います。
今後、継続的に「震災・原発事故と人間の安全保障」についてセミナーを重ね、専門家の方々にも発表を依頼していきたいと考えています。奮ってご参加下さい。

  • 日時:2011年5月24日(火) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
    (地図はこちら
  • 問題提起:
    丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSF Seminar no.1-2 The Public Anthropology of Disaster: How Can We Face East Japan Earthquake?

2011年3月11日に大地震が東日本の広範にわたる地域を襲って約1ヶ月が経過しました。この未曾有の地震、津波、原発所事故という三重の大災害は、いまなお予断を許さない状況にあり、その全貌もつかめていません。私たちは、この惨事を克服することから日本と世界の新しい時代が始まっていくと信じています。そこで、下記のように、「災害の人類学」の専門家をお招きして、「人間の安全保障」フォーラムHSFセミナーを行います。私たちはこの大震災にどう向き合うのか、私たちに何ができるのか、一緒に考えましょう。

    第1回HSFセミナー

  • 日時:2011年4月20日(水) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム3(地図はこちら
  • 講師:市野沢 潤平 (宮城女子学院大学准教授)
    第2回HSFセミナー

  • 日時:2011年4月27日(水) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム3(地図はこちら
  • 講師:木村 周平 (富士常葉大学准教授)
  • 主催:
    「人間の安全保障」フォーラム (HSF)
  • 共催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    東京大学大学院総合文化研究科 寄附講座「難民移民(法学館)」
  • 連絡先:
    「人間の安全保障」フォーラム事務局
    Eメール:HSForum.hq@gmail.com

※詳しくはこちらをご覧ください。

HSP Seminar no.118 Human Security and the Earthquake/Nuclear Accident: How Can We Face and Engage in the Issue?

3月11日に起きた東日本大震災と、その後の原発事故に対して、私たちは、何ができるでしょうか。
まだ緊急人道支援が続いている中、「どう支援するか」を話しあうことは、おこがましい面もあるかも知れません。それでも、「この事態にどう向き合い、どう関わっていけるのか」をそれぞれの立場から議論して、様々な観点から、いったい何ができるかを探していくことは、意味のあるプロセスだと思います。
そんなささやかな場を、HSPでもセミナーの形で提供したいと考えています。
セミナーでは、最初に、発表者が簡単な問題提起を行い、その後、参加者の方々から、この未曾有の事態にどう向き合っていくか、どんな関わり方が可能なのか、そして、それぞれの場で何をしていくことができるのか、肩肘を張らず、ざっくばらんに話し合っていきたいと考えています。
学生の方の参加もおおいに歓迎です(学生論文や授業のリポートで、この問題に取り組むことだって、立派な関わり方の一つだと思います)。今後、HSPとして取り組む様々な活動にも、つなげていきたいと考えています。

  • 日時:2011年4月14日(木) 17:30-19:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
    (地図はこちら
  • 問題提起:
    丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授、元国連政務官)
  • 主催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

「人間の安全保障」フォーラム設立記念コンサート 「大江博さんと共に「人間の安全保障」と東北関東大震災を考える」

    第一部:「人間の安全保障」フォーラム(HSF)設立総会

  • 日時:2011年4月2日(土) 10:30-12:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム1(地図はこちら
    第二部:HSF設立記念企画

  • 日時:2011年4月2日(土) 13:30-15:30頃
  • 場所:東京大学駒場キャンパス コミュニケーションプラザ北館2階音楽室(地図はこちら
  • 開会の辞:山影 進 (東京大学大学院総合文化研究科教授、同前研究科長)
  • 講演・演奏:大江 博 (外交官、駐パキスタン特命全権大使)
  • 講演題目:人間の安全保障と自然災害
  • 主催:
    「人間の安全保障」フォーラム (HSF)設立準備会
  • 後援:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    東京大学大学院総合文化研究科 寄附講座「難民移民(法学館)」
  • 連絡先:
    「人間の安全保障」フォーラム準備事務局
    Eメール:HSForum.hq@gmail.com

※詳しくはこちらをご覧ください。

HSP Seminar no.117 Environmental Dimensions of Human Security

昨年メキシコ・カンクンで開催された気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)につき、その成果を人間の安全保障の観点から分析する。

  • 日時:2011年3月4日(金) 17:30-19:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
    (地図はこちら
  • 講師:ムスタファ・カマル・ゲイ (ICTSD上級研究員)
  • コメンテーター:
    丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    木村 ひとみ (大妻女子大学助教)
  • 司会:東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
  • 言語:英語・日本語
  • 主催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)

HSP Seminar no.115 Former UN Photographer, John Isaac’s 40 years of Photojournalism

この度、東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障プログラム」主催でジョン・アイザックさんによる写真プレゼンテーションを開催します。世界100カ国を旅し撮影した写真を見ながら、私たちが「平和のために何ができるか」、改めて一緒に考えてみませんか?皆様のご参加をお待ちしています。

  • 日時:2011年2月22日(火) 18:00-20:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
    (地図はこちら
  • 講師:ジョン・アイザック (元国連報道写真家)
  • 司会:斎藤 槙(ASU International LLC)
  • コメント:山下 真理 (国連広報センター東京事務所所長)
  • 言語:英語 (英日逐語通訳あり)
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    NPO法人「人間の安全保障」フォーラム設立準備会
  • 後援:
    科学研究費補助金 (新学術領域研究)「国連の平和活動とビジネス:紛争、人の移動とガバナンス」
    東京大学大学院総合文化研究科寄付講座「難民移民(法学館)」
    国連開発計画(UNDP) 国連広報センター(UNIC) オリンパス株式会社
  • 参加方法:オンライン事前登録 (詳しくはこちらをご参照ください)。

HSP Seminar no.114 Human Security and Business in Africa

人間の安全保障の根幹である土地所有にかかわる問題とアフリカの開発について、タンザニアを事例とし考察します。

  • 日時:2011年1月31日(月) 17:00-19:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1
    (地図はこちら
  • 講師:雨宮 洋美 (富山大学経済学部准教授、東京大学大学院総合文化研究科客員准教授)
  • コメンテーター:
    峯 陽一 (同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)
    丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 討論者:鎗目 雅 (東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授)
  • 言語:日本語
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター
    グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター

HSP Seminar no.116 Strategies for Protecting People who Cope with their Vulnerability against Risk: Report from Bangladesh

バングラデシュでは、日雇い労働者・自営業者などのリスクに脆弱な人びとは、社会保障にアクセスすることが難しい。それらの人びとの取り組みである、住民組織における貯蓄や基金、生産者組合の緊急対策基金、先住民族の伝統的な相互扶助について、現地調査をもとに報告します。

  • 日時:2011年2月24日(木) 14:00-16:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム2
    (地図はこちら
  • 講師:石坂 貴美 (東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム博士後期課程)
  • コメンテーター:丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 言語:日本語
  • 主催:東京大学大学院総合文化研究科
    「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

HSP Spring Symposium 2010 V The “Nuclear Pacific” Now: Effects, Action, and Passing on to Future Generations

フランスによる太平洋での核実験が始まってから50年が経ちました。核実験場の元労働者など、タヒチの核被害者らは現在、健康、環境調査を自らの手で進め、フランス政府に対して補償を求めています。
このたび、タヒチで核実験被害者の権利に取り組むNGO「ムルロアと私たち」および関連青年団体のメンバーや学生らがピースボートの船に乗って来日します。彼らは1月18~23日の滞日中、東京、広島、長崎を訪れ、日本の被爆者の活動や平和教育の実践に学びます。1月23日には、ピースボート第4回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に乗船して、日本の被爆者および高校生平和大使とともに横浜を出航する予定です。彼らを囲んだ東京での公開シンポジウムを、以下の通り開催します。
当日は、同じく太平洋での核実験の被害者である第五福竜丸の元乗組員のお話もあわせて聞くほか、オーストラリアのウラン採掘被害の問題に取り組んでいる先住民リーダーからの報告も予定(交渉中)しています。核時代は、広島・長崎への原爆投下に始まり、核サイクルのあらゆる段階において数多くのヒバクシャを世界中に生み出してきました。その今日の実像に迫りたいと思います。
本シンポジウムではとりわけ、若い世代がこれらの課題をどう受け継いでいけるに焦点を当て、運動や教育の実際の姿について報告を受けながら、議論していきたいと思います。

  • 日時:2011年1月19日(水) 18:30-20:30
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(地図はこちら
  • 登壇者:
司会 川崎 哲 (ピースボート)
佐藤 安信 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
報告 レジス・ハアマルライ・グディング (元タヒチ核実験場労働者)
ヘイアラ・ミルナ・ルノアール (「ムルロアと私たち」メンバー)
コメント 増田 一夫 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
特別発言 大石 又七 (元第五福竜丸乗組員)
デラ・レイ・モリソン (西オーストラリア非核連合、交渉中)
  • 主催:
    東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
    東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構
    ピースボート
  • 後援:
    科学研究費補助金 (新学術領域研究)「国連の平和活動とビジネス:紛争、人の移動とガバナンス」
    科学研究費補助金 (基盤研究A)「新しい安全保障:新世代の脅威と権力分布変動のなかで」
    東京大学大学院総合文化研究科 寄附講座「難民移民(法学館)」
    大竹財団
  • 参加費:無料
  • 言語:日本語・フランス語(日仏・仏日通訳あり)
  • お申し込み:事前に以下のメールあるいはファックスまでお申し込みをお願いします。
    ピースボート事務局(担当:石井、上)
    Eメール:pb.hibakusha.pacific@gmail.com
    TEL:03-3363-7561
    FAX:03-3363-7562

東京大学 大学院総合文化研究科
「人間の安全保障」プログラム(HSP)

           

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