HSPシンポジウム2011秋2/パリ和平協定20周年シンポジウム 開発下のカンボジアはいま ~持続的な発展と平和に向けて~
カンボジアは今年10月23日、国際化したカンボジア紛争に終止符を打った「パリ和平協定」の締結から20周年を迎えます。この間、カンボジアの国家と社会、そして人々の生活は大きな変化を遂げました。とくに2000年代以降、同国では政治的安定のもとで経済活動が多面的な展開をみせ、急速な経済成長が続いています。しかしその一方で、貧富の格差の拡大や土地問題の急増など、新たな紛争と社会の分裂を誘発しかねない、経済開発の負の側面が顕在化しています。
こうした開発下にあるカンボジアの現状を、どのように理解すればよいのでしょうか。また、持続的な発展と平和という観点からみた場合、カンボジアはどのような方向へ向かっているのでしょうか。
本シンポジウムでは、中堅・若手のカンボジア研究者とNGO職員が、過去20年間のカンボジアの変化と現状を、コミュニティーを基礎としたミクロ・レベルの視点と、マクロ・レベルの政治・経済の視点から検証し、持続的な発展と平和の実現に向けた諸課題について議論します。
- 日時:2011年10月15日(土) 14:00-18:00 (開場13:30)
- 場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(地図はこちら)
- 報告者兼パネリスト:
小林 知 (京都大学東南アジア研究所助教)
坂野 一生 (神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程、カンボジア市民フォーラム世話人)
佐藤 奈穂 (京都大学東南アジア研究所研究員)
ンガウ・ペンホイ (名古屋大学大学院国際開発研究科助教)
山田 裕史 (東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構持続的平和研究センター研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長) - パネリスト:
本木 恵介 ((特活)かものはしプロジェクト共同代表)
山崎 勝 ((特活)日本国際ボランティアセンターカンボジア事業担当、カンボジア市民フォーラム世話人) - アクセス:京王井の頭線「駒場東大前」駅より徒歩5分
- 定員:150人(予定)
- 資料代:一般700円、カンボジア市民フォーラム会員/学生500円
- お申し込み:事前申込制。カンボジア市民フォーラムのホームページの専用フォームにて受付けております。
- 主催:カンボジア市民フォーラム
- 共催:
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 持続的平和研究センター
東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 持続的開発研究センター - 後援:
科学研究費補助金 (新学術領域研究)
「国連の平和活動とビジネス:紛争、人の移動とガバナンスを軸として」
科学研究費補助金 (基盤研究(A))
「近代世界におけるジェノサイド的現象に関する歴史学的研究」
東京大学大学院総合文化研究科 寄附講座「難民移民(法学館)」
東京大学大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 アジア研究センター
(特活)ADP委員会 - 連絡先:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:貝塚乃梨子)
Eメール:pefocj@hotmail.co.jp
TEL:03-3834-2407
FAX:03-3835-0519
※詳しくはこちらをご覧ください。
2011.10.15