HSP Seminar no.146 How Should the Lesson from the Great Hanshin Earthquake Be Used to Support Suffering Areas by the Great East Japan Earthquake?
2011年4月からシリーズで行っているシリーズで行っているHSPセミナー「震災・原発と人間の安全保障」。今回は13回目です。
「時計の針を戻すような復旧ではなく、時代の趨勢を読み込んだ復興が大切だ」と言われます。神戸市は1970年代から山を削って海を埋める事業に象徴されるような「都市経営」が推進され、阪神大震災ではビジネスの好機とばかりに二ヶ月後から再開発が断行されました。つまり震災後の「復旧ではなく復興」においても、都市経営の哲学は貫徹されました。
しかし「神戸の副都心」「復興のシンボル」と行政が胸を張る長田区の再開発地域では、二階や地下の商業床が半分は売れ残り、人通りも途絶えて、今や「復興という名の地獄」「復興災害」と呼ぶ人もいます。
復興と復旧の関係をどう考えるべきか。阪神大震災の事例を元に考えたいと思います。
- 日時:2012年7月12日(木) 18:10-20:10
- 場所:東京大学駒場キャンパス 理想の教育棟 (21KOMCEE) K402セミナールーム
(地図はこちら) - 講師:松原 隆一郎 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
- コメンテーター:丸山 真人 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
- 司会:東 大作 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
- 言語:日本語
- 主催:東京大学大学院総合文化研究科
「人間の安全保障」プログラム (HSP)
グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター
2012.7.12