第258回HSPセミナー「復興と尊厳——東日本大震災の人類学のこれまでとこれからを考える」(2019年7月14日)

タイトル 復興と尊厳——東日本大震災の人類学のこれまでとこれからを考える
概要 平成の時代が終わり、東日本大震災の発生からは8年以上が経過した。その間も各地では大規模自然災害で相次ぎ、少しずつ関心が分散していくにつれ、「3.11」とその復興を総括する議論も増えてくるだろう。そうしたマインドの変化が訪れるにあたり、改めて問うてみたい。人類学を通じて被災者とともにあろうとした私たちは、言葉を尽くして、何を擁護し、何を援護しようとしてきたのか。言論で、物理的に自然災害から人々の命を守ることはできない。物質的に人々の暮らしを充足させることもできない。現実に国家や市場が被災地の復興を強力に推進するとき、それに食い下がってでも譲れない一線は、どこに引かれていたのか。『復興と尊厳』(2018 東京大学出版会)は、そうした問いへの一つの応答である。本報告では、著者の民族誌的事例を検討しつつ、今後の震災復興や人類学の公共性について議論を進めていきたい。
日時 2019年7月14日(日)14:00‐17:00(懇親会は18:00まで)
場所 東京大学 駒場Iキャンパス(京王井の頭線 駒場東大前駅 東口改札出て左) 18号館(地図)4階 コラボレーションルーム1
講師 内尾太一(麗澤大学)
コメンテーター 渡邊日日(東京大学)
司会 関谷雄一(東京大学)
言語 日本語
資料 当日配布予定。
主催 日本文化人類学会 関東地区研究懇談会
共催 東京大学 大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム (HSP)
東京大学 大学院総合文化研究科 グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター

東京大学 大学院総合文化研究科
「人間の安全保障」プログラム(HSP)

           

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