HSP Seminar #211 DYNAMICS OF A WIDOW’S RIGHT TO MATRIMONIAL PROPERTY: EVIDENCE FROM UGANDA
•概要: | この発表では、女性たちのライフヒストリーなどを用いて、ウガンダの女性たちが夫とともに築いた財産に対する権利を、夫の死後に否定されている現状について報告する。夫が遺言を残さずに死去した場合、世帯レベルで生じる財産をめぐるやりとりを提示する。夫の死後にも、女性には財産権が保証されているが、夫が土地所有証明書を取得せずに死去した場合、実際には妻が遺産を相続できないこともある。妻の名前が土地所有証明書に記載されていない場合にも、妻は夫の土地を相続することができず、夫の遺言状がない場合には、その傾向が強くなる。正式な婚姻手続きをとっていなかった場合には、女性が家屋に居住しつづけることも困難となる。夫が妻を遺産の執行人や相続人に指定していなかった場合には、女性は相続人として認められない。また、夫が家屋の相続人として息子を指定した場合、その死後、女性による遺産相続はみとめられない。故人となった夫が女性を家屋の相続人として指定していたとしても、故人と女性とのあいだに子どもがいない場合、故人の実子に対して相続が認められ、女性が財産を相続できないこともある。 |
•日時: | 2015年12月11日(金)13:30-15:00 |
•場所: | 東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム3 |
•発表者: | フローレンス・アキイキ・アシムウェ(マケレレ大学 社会学教室) |
•司会: | 遠藤貢(東京大学教授) |
•言語: | 英語 |
•主催: | 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター |
•共催: | 科研費補助金 基盤研究(S)「アフリカの潜在威力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合研究」経済・開発ユニット、日本アフリカ学会関東支部 |
HSP Seminar #210 A Series of HSP Seminars on “Human Security and Peacebuilding” 9th Seminar: “Roles of Aid Agencies in Peacebuilding”
•概要: | 東京大学大学院総合文化研究科に発足した「人間の安全保障」プログラム(Human Security Program: HSP)では、2015年4月に「人間の安全保障と平和構築」プロジェクトを立ち上げ、「HSP連続セミナー:人間の安全保障と平和構築」を開催しています。
9回目の講師は、JICA研究所長の畝伊智朗(たんぼ・いちろう)氏です。畝所長は、1981年に国際協力事業団(現:JICA=国際協力機構)入団され、ケニア事務所、経済協力機構(OECD)での勤務を経て、経済基盤開発部・公共政策部審議役、アフリカ部審議役・TICAD IV業務室長、アフリカ部長、理事長室長、上級審議役などを歴任されています。アフリカの国々を中心に、平和構築に関連する援助事業にも、数多く携わってこられました。 今回は「援助機関から見た平和構築」というテーマで、これまで関わってきた平和構築事業や、現在JICA研究所長として実施されているプロジェクト等について、存分に語って頂きたいと思います。 事前通知も必要なく、誰でも参加可能なオープンなセミナーです。皆様の参加をお待ちしています。 |
•日時: | 2015年12月8日(火)18:45分-20:45分 |
•場所: | 東京大学駒場キャンパス18号館4Fコラボルーム1 |
•講師: | 畝 伊智朗 (JICA研究所長) |
•コメンテーター: | 古城佳子(東京大学大学院総合文化研究科教授) |
•司会: | 東 大作准教授(東京大学「人間の安全保障」プログラム) |
•言語: | 日本語 |
•主催: | 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP) |
•共催: | グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター
グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的開発研究センター グローバル地域研究機構 (IAGS) アフリカ地域研究センター |
HSP Seminar #209 Working-level seminar in the health field (No.7)
• 概要: | テーマ:母子健康手帳とコクラン共同計画と患者一般参画
妊婦健診は母子の生涯に続く健康・医療課題にとって、最初の窓口であり、すでに有効とされる健康・医療的介入が多く存在する今、こういった介入が多くの人々に届くための重要な導入のきっかけとなる。母子健康手帳は、健康・医療の記録という情報を、母子、医療従事者、行政が共有することで、女性と子どもの医療や保健の行政サービスへの主体的参画を促進すると考えられる。今回、モンゴル国保健省の要請を受けて、モンゴル・ボルガン県において母子健康手帳のクラスターランダム化比較試験を施行し、妊婦健診の受診率を含めて、その効果について検証した。この検証結果とともに、医療・健康に関する信頼できる情報の共有を推進するグローバルな活動であり、演者が日本支部代表を務めるコクラン共同計画も紹介し、健康医療分野における患者一般参画について討議する。 |
• 日時: | 2015年11月28日(土)13:00 -15:30(受付12:30~) |
• 場所: | 東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム1 |
• 講師: | 森 臨太郎(国立成育医療研究センター 政策科学研究部 部長) |
• 司会: | 木村 秀雄(東京大学 大学院総合文化研究科 教授) |
• 言語: | 日本語 |
• 資料: | 添付をご確認ください:WS#7告知 |
• 主催: | 健康と「人間の安全保障」プロジェクト |
• 協力: | (独法)国際協力機構、(公社)青年海外協力協会、(公財)日本国際交流センター、日本赤十字社、(公財)日本ユニセフ協会 |